第7回日本骨免疫学会

2022年6月29日(水)~7月1日(金)

会場:万国津梁館

会長:藤尾 圭志(東京大学大学院医学系研究科 内科学専攻アレルギー・リウマチ学 教授)

会長挨拶

石井優
第7回日本骨免疫学会学術集会
会長 藤尾 圭志
東京大学大学院医学系研究科 内科学専攻アレルギー・リウマチ学 教授

免疫系は人体を外界から護る最も重要なシステムの一つです。これまでの研究により、感染症、自己免疫疾患に限らず、メタボリックシンドローム、動脈硬化など様々な疾患において、免疫系が重要な役割を果たすことが分かってきました。その中で、骨と免疫系の関わりもまた、人体を保つための重要な機構であることが明らかとなり、骨免疫学という領域が大きな拡がりを見せています。骨は支持組織であるばかりでなく、血液・免疫系細胞が分化し、またそこで機能を発揮する免疫臓器です。日本骨免疫学会は、この「骨」と「免疫」という二つのキーワードに関心を持つ基礎から臨床までの様々な分野の研究者が集い、最新の研究成果を自由に議論して交流するプラットフォームとして、平成26(2014)年10 月に発足しました。今回で学術集会は7回目の開催となりますが、免疫学、骨代謝学はもとより、分子・細胞生物学、再生・発生学、血液学、整形外科学、リウマチ・膠原病内科学、腫瘍学、内分泌・代謝内科学、歯学、薬学など、幅広い領域の医師・研究者が一堂に会し、学際的交流を深める貴重で独自の機会となっております。

「骨免疫学 Osteoimmunology」はマクロファ-ジを破骨細胞へと分化するサイトカインRANKL の発見に始まり、その転写制御機構や免疫細胞との直接・間接的相互作用による制御機構など目覚ましい成果を挙げてきました。また基礎研究の発展のみならず臨床医学においても、抗RANKL 抗体、抗TNF-α抗体、抗IL-6 受容体抗体、CTLA-4 蛋白質製剤、JAK 阻害剤などの分子標的薬の、骨疾患や免疫疾患における研究など顕著な成果を挙げています。このように大きく発展している本会の特筆すべき特徴は、その「学際性」です。様々な研究分野・研究技術が集い、融合することで、オリジナリティのある学問の展開を実現しています。骨免疫学会は今後も骨と免疫をキーワードに、基礎医学と臨床医学に寄与する益々の発展が期待されます。

昨今のCOVID-19 のパンデミックは、まさに学際的な骨免疫学研究の重要性を浮かび上がらせています。実際に日本骨免疫学会はセミナー活動を継続し、学術集会も成功させてきました。今後のCOVID-19 の状況は依然予断を許しませんが、有効なワクチンや治療薬を活用しつつ、学術活動を継続的に展開することは社会にとって大変重要と考えられます。そこで、第7回骨免疫学会は2022 年6 月29 日~7 月1 日の開催予定としました。生体の理解を基盤に、多くの疾患や難病の克服と健康維持に資する学術集会とすべく、鋭意準備を進めております。第7回日本骨免疫学会の目的・趣旨にご賛同いただき、何卒、ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

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