第5回日本骨免疫学会

会長挨拶

会長:竹内勤 第5回日本骨免疫学会学術集会
会長 竹内 勤
慶應義塾大学医学部 リウマチ・膠原病内科 教授

第5回日本骨免疫学会を2019年6月25日(火)から27日(木)の3日間、石垣市(ANAインターコンチネンタルホテル)にて開催させていただきます。今回で第5回とまだ若い学会ではありますが、すでに学会として確固たる地位を築き、活気溢れる本学会を担当させていただくことを大変光栄に存じております。

さて、本学会のテーマは「骨と免疫:融合の新潮流を探る」とさせていただきました。本学会は文字通り骨学と免疫学を融合させた、新たな学際領域を基礎および臨床の両面から掘り下げる先進的な学会として発足し、今日まで発展してきました。T細胞から同定されたRANKLが、骨吸収を担う破骨細胞分化に必須であることが明らかにされるなど、骨学と免疫学それぞれの事象と考えられていたものが、実は共通の分子で制御されることが次々と明らかにされ、骨免疫学が幕を開けるとともに、骨学と免疫学を共通語で議論するためのプラットフォームが不可欠となりました。本学会はまさにそうした時代のニーズに応える学会として進化し、また、臨床的な疑問を基礎的な手法で解明し、基礎的な成果を臨床に応用する成果も大いに議論されるなど、基礎医学と臨床医学の融合にも貢献してきました。今回の学会では、こうした学会の精神を引き継ぎつつも、常に進化し続ける研究の新たな潮流を探る場を提供するため、先進的な研究をリードする先生方の教育的な講演や、次なる医療のニーズに即応し、革新的なアイディアを議論するための様々な発表の機会を設けました。最新の研究成果の発表と、活発な議論を通じて、参加される皆様のリサーチマインドを刺激する学会となることを祈っています。

本学会が皆様にとって実り多い学会となりますよう、教室をあげて準備を進め、学会運営にあたる所存でございます。多数の皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げます。

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